先に進んでいきますと角の家が取り壊され始めています。まるで廃墟です。
境内を抜けるとき弘法大師の立像を見て「南無大師遍照金剛」の言葉が浮かんできました。以前四国お遍路に関する本を沢山読んだとき、お遍路さんは必ずこの言葉を唱えます。必ず出てくるので自然に覚えてしまいました。
境内を出てすぐの畑があるところに2人の婦人が立ち話をしていましたが、そのうちの1人が華ちゃんと呼びかけてきたので、気がつきました。ボビーの飼い主さんでした。そういえばしばらく会っていませんでした。話を聞くと亡くなったのこと、13歳でした。犬種は不明でしたが、華はよく吠えられました。だんだん知り合いのワンちゃんがいなくなっていくのは寂しい限りです。遺教経(ゆいきょうぎょう)には「世はみな無情なり、会うものは必ず、離るることあり」とあります。般若心経には「色不異空・空不異色・色即是空・空即是色・・・」教科書で習った平家物語には「祇園精舎の鐘の音は諸行無常の響きあり・・・・」方丈記には「行く川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず・・朝に死に夕べにうまるるならひただ水の泡にぞにたりける・・・」井上ひろしが歌う、別れの磯千鳥には「会うが別れのはじめとは・・・」何かシンミリとしてきましたのでこの辺で止めときます。
弘法大師像 |
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